乳児湿疹とは?その原因とケア方法について解説します

乳児湿疹とは?その原因とケア方法について解説します
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子育てをしていると、いつの間には赤ちゃんの肌にブツブツと湿疹が出来ている事があります。

これは、乳児湿疹と呼ばれており、どの赤ちゃんにも起きる可能性があります。

ただ、これはあまり良いものではありませんよね?

そこで、当記事では乳児湿疹とは?その原因とケア方法について解説します。

現在赤ちゃんに乳児湿疹の症状が出ている、または今後が不安だという人は、是非参考にして下さい。

目次

乳児湿疹とは?

この乳児湿疹ですが、乳児期の赤ちゃんに多くみられる湿疹の総称になります。

口周りや頬、首や頭皮など皮脂の分泌が多い部位に起こる湿疹です。

小さなブツブツや赤く盛り上がったニキビのようなもの、皮膚にうろこ状のかさぶたが出来るものなど、その種類は様々です。

最初の頃、湿疹の規模が小さくても、その後くっついて大きくなったり、炎症が起きて症状が悪化するケースもあります。

ただ、生後1年を過ぎた辺りから、その症状が自然に収まるケースも多々あります。

乳児湿疹の原因とケア方法について

乳児湿疹の原因とケア方法について

ここからは、乳児湿疹の原因とケア方法について解説します。

ちなみに、乳児湿疹の原因については、主に下記のものがあります。

  • おむつ皮膚炎
  • 乳児性脂漏性皮膚炎
  • 新生児にきび
  • 小児乾燥性湿疹

おむつ皮膚炎

このおむつ皮膚炎ですが、別名おむつかぶれと呼ばれており、その名の通りおむつを着用している皮膚に起こる炎症になります。

長時間、皮膚が尿や便に触れたり、おむつによるむれや擦れなどが原因となって生じます。

下腹部や太ももの付け根、外陰部や肛門周りなど、おむつでカバーされている部位に赤みが現れます。

ひどくなると、皮膚の表面が剥けて痛みや痒みが生じる事もあります。

そこで、おむつ皮膚炎のケア方法ですが、赤ちゃんが排泄した後は速やかにおむつを交換します。

また、交換する際には、柔らかい布やおしり拭きシートなどで、おしり周りを優しく丁寧に拭く事も重要です。

サイズの合ったおむつを使う事も忘れてはいけません。

乳児性脂漏性皮膚炎

この乳児性脂漏性皮膚炎ですが、約10~30%程度の乳児が発症すると言われており、生後2週間~3ヶ月頃に多くみられます。

この時期の赤ちゃんは、母体由来のホルモンの影響が多分に残っているため、皮脂が多く分泌される事が原因です。

髪の生え際や頭、さらには顔全体や胸などに黄色いかさぶたが出来たり、じくじくする事もあります。

そこで、乳児性脂漏性皮膚炎のケア方法ですが、軽度な症状であれば毎日シャンプーを行い保湿を保つ事により対応可能です。

また、この乳児性脂漏性皮膚炎は、母体由来のホルモンの影響によるところが大きいため、症状は一時的になる場合が多いです。

成長とともに、皮膚炎の症状が治っていくため、皮脂を落とし肌を清潔に保つ事が重要です。

新生児にきび

新生児にきび

この新生児にきびですが、生後~2ヶ月頃に多くみられるにきびです。

額を中心として、顔に赤いブツブツとしたにきびが出来てきます。

これは、先程の乳児性脂漏性皮膚炎と同様に、母体由来のホルモンの影響による皮脂の多量分泌により、赤ちゃんの毛穴が詰まる事が主な原因です。

そこで、新生児にきびのケア方法ですが、赤ちゃん用石鹸をしっかり泡立てて、優しく丁寧に肌を洗い皮脂を落とすことにより、肌を清潔に保つ事が重要です。

また、肌の乾燥を防ぐために、ベビーローションで保湿する事も必要になります。

小児乾燥性湿疹

この小児乾燥性湿疹ですが、生後3ヶ月以降にみられる湿疹です。

日常的に露出がちの顔や手足、面積が広いお腹周りや背中に現れる事が多いです。

赤ちゃんは、生後3ヶ月以降になってくると、皮脂の分泌低下により肌が乾燥しやすくなります。

この乾燥が原因となり、該当部位に小さなぼつぼつが出来て、かゆみや炎症が起きてきます。

さらに、症状が悪化すると、表面が粉をふいたような感じの湿疹が出来てくるのです。

そこで、小児乾燥性湿疹のケア方法ですが、肌を乾燥から守る事がとても重要になります。

肌の乾燥を抑えるために、風呂上がりにベビーローションによる保湿を行います。

他にも、風呂に入る際に体をゴシゴシこすらない、湿疹をひっかかないために赤ちゃんの爪を切るなどの対策も必要です。

また、この症状が強かったり長期間続く場合には、アトピー性皮膚炎の疑いがあるため、病院にて検査を受ける必要があります。

まとめ

当記事のまとめは下記の通りです。

●乳児湿疹ですが、乳児期の赤ちゃんに多くみられる湿疹の総称になります。
●乳児湿疹は、起こる時期や症状によりいくつかに分かれますが、概ね成長とともに治まってくる場合が多いです。

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